2016/07/27 12:17

コーヒーに興味を持ち始めて、ハンドドリップにはまって、色々なドリッパーやドリップポットを試して、次に焙煎に興味がわく。 コーヒー好きな人に、おそらくよくあるパターン。私はまさしくこのパターン。

生豆を購入して手網をガスコンロの上でシャカシャカ振って自家焙煎。次はコーヒーロースターさんに憧れて、焙煎機メーカーのセミナーや焙煎教室に参加して焙煎機を購入してしまう。 焙煎機があれば手網より美味しいコーヒーが沢山焙煎できる・・・そのつもりでしたがそんなに簡単な世界じゃ無い。甘く無い。

毎日、焙煎して試飲して、美味しくないコーヒーが大量に出来上がる。悩めば悩むほど、時間や温度データにしばられてコーヒーの味がますますわからなくなる。失敗した美味しくないコーヒー豆たちを捨てる日々。自分では上手くいったと思ったコーヒーが試飲をお願いした方の評価がイマイチだったり、またその逆も。正解がないだけに悩む日々。

焙煎に関する書籍は沢山あっても誰かの焙煎方法やデータは参考程度で、そこにしばられると自分のイメージするコーヒーは焙煎できない。 ある時、開き直って、時間温度のデータはとってもデータにしばられない、コーヒー豆の色と香りと音を頼りに焙煎する。とにかく自分の目指すコーヒーをイメージして焙煎試飲を繰り返す。

悩みながら焙煎を繰り返していると、ある時なんとなく自分がイメージする、そこそこ、まあまあ、美味しいコーヒーが焙煎出来るようになったかなぁと。

「毎日飲みたくなるやさしい味のコーヒー」私のイメージするコーヒーです。

コーヒー焙煎、とても難しくて深すぎる世界、だからこそ楽しい。